【ちょっとコツがいるIQOS3 MULTIのメンテナンス】

10本連続で吸えるIQOS3 MULTIですが、予約殺到でなかなか手に入らないようですね。
すでに運良く入手された方は、自動で閉まるキャップの蓋に感動されたと思いますが、スタイリッシュで便利な機能の反面、キャップ部分内部は入りくんだ複雑な構造になっているのに戸惑われたかと思います。

従来のIQOSと同様に、1箱吸えばキャップ内部と機械本体外苑部、加熱ブレードはヤニで汚れて真っ黒になり、当然1箱吸えば臭いも残るため煙草の味も劣化します。

この構造上の異なる箇所は、自動で閉まる蓋の内部に金属のバネとピンがあるため、金属腐食性のあるメンテナンスクリーナーは使用できません。加えて、キャップをクリーニングするメンテナンスキットも存在しません。

 

綿棒だけでのクリーニングは難しく、製造メーカーのレギュレーションでは水洗いを推奨しているようですが、ベタベタなヤニと臭いは全く取れません。

キャップ内部の自動で閉まる蓋の構造はこんな感じ

本体外苑部には、ベタ付くヤニ汚れが附着します

1箱で過熱ブレードは黒くなり、内部底にはヤニや煙草カスが溜まります


【IQOS3 MULTIのクリーニングの手順】


ティッシュにClewを吹きかけて、本体外苑部に附着したヤニ汚れを綺麗にします。

キャップ内部にClewを直接スプレーして、約20秒〜30秒待ちます。

内部のヤニ汚れが浮いてきます。


水道で浮き上がった内部のヤニ汚れを洗い流します。



ティッシュをコヨリ状にして、キャップ内部の残った汚れと水分を拭き取ります。


キャップの内部の隙間は、ベビー綿棒で汚れと水分を拭き上げます。

機械本体側の過熱ブレードは、従来のIQOSと同様にClewを浸したベビー綿棒でブレードと内部底のヤニ汚れと煙草カスを綺麗にします。

クリーニングが完了したら、機器内部の水分を完全に飛ばすため、加熱ボタンを押して空焚きします。

※注意:IQOS3 MULTIは、蓋を閉めた状態では空焚きできません。

 

以上で完了です。


【クリーニングでの注意】

最新のユーザー情報では、新クリーニングブラシの使用は、ちょっと控えた方がベターのようです。

喫煙後、加熱ブレードが熱を帯びている状態でブラシクリーニングすると、ブラシのプラスチックが溶けて変形するため、次回のクリーニングで過熱ブレードに予測しなかった負荷を掛けてしまい、ブレード破損事故が起こるらしいのです。

しばらくの間は、メーカーの対応方法のニュースを待ちましょう。